こんにちは! MIYA(@miya38_freer)です。
せっかく英語力を身に付けても、環境が悪ければその能力を活かすことはできません。私が海外営業担当から、海外駐在事務所設立を担い、「海外駐在事務所所長」という立場・肩書きを得られた手法を記事にします。
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マーケティングの手法を「社内戦略」に活かした
営業事務から国内営業に転籍した際、上司から「MBAが単科で受講できる学校があるので、マーケティングの勉強をしてはどうか」と言われました。
それがグロービス経営大学院でした。
「SWOT分析」や「3C分析」「STP分析」等々、マーケティングに関する様々な分析手法を学んだのですが、それらを自社製品だけでなく、自分自身が社内で生き残っていくための手法として活かすことができました。
私が海外営業・駐在事務所長として勝ち抜けた理由
マーケティングを学び、それをどのように海外に結びつけたのか。その手法は以下のとおりです。
1.「女性営業」という、ブルーオーシャンを狙った
勤務先は大正時代に設立された古い会社で、バリバリの男性社会。女性=事務員という認識がありました。
そんな中で、「女性営業」は私と新入社員のたった2人。それだけでもかなり目立つ存在でしたが、そこで男性並み、若しくはそれ以上の成績を挙げれば、社内的に勝ち、目立つ存在になれるのではと考えました。
2.社内の「英語」のニーズを把握し、周りにアピール
入社後に社長が交代し、これまで国内市場一択だったのが、海外にも目を向けていくという話を聞きつけました。
今後社内で英語ができる人が必要になるかもしれないし、海外展開が実現しなくとも、英語力を身に付けておけばいざという時(クビや転職時)に役立つと感じました。
そこから英語の勉強を始め、周りにも伝えるようにしました。
3.社内に英語ができる人が誰もいなかった
会社が「海外」に目を向けたのはいいのですが、当時は英語ができる社員が1人もいませんでした。
そんな状況下、全く英語ができなかった私が海外事業部門に抜擢された理由の1つ目は、「2」に書いたとおり「英語の勉強をしている」アピールをしていたこと。
そして2つ目の理由は、「1」の項目に挙げた通り、女性営業として男性以上に馬車馬のように働いてそれなりの結果を出したことで、「今は英語ができなくても、こいつなら根性がありそうだし何とかやるだろう」と見込まれてのことだったようです。
その目論見通り、血と汗と涙と鼻水を垂れ流しながらも馬車馬のように英語を勉強し、それなりの実力と数字を出せるようになっていったのでした。
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4.「あいつしかおらんやろ」で「海外駐在事務所長」に
海外駐在事務所長になったのは、「3」の状態からのところてん式でした。
いざ「海外に拠点を作ろう」となった際、私以外で対応できる人が社内にいなかったのです。
営業力の高い男性営業マンはおり、お偉いさんの中にはその人を推す人もいました。が、肝心の英語力がありません。さらに、未開の地に踏み込んで、ビジネスを広げよう、自分を試そうという気概のある人もいませんでした。
「あいつしかおらんやろ」の一声で、私の駐在が決まりました。
高い英語力が活かせない環境とは
せっかく高い英語力を身につけても、活かせる場所がなければ意味がありません。以下のような環境にある場合は、身につけるべきスキルや職場を再考する必要があるかもしれません。
そもそも、社内で英語のニーズがない
そもそも日本市場だけ・日本人相手だけで回る事業をしている会社で英語をいくら頑張ったとしても使う場所がありません。
どうしても英語力を活かしたいのであれば転職を考えるか、その会社で生き残りたいのであれば、その会社のニーズに合ったことをするべきでしょう。
英語ができる人の中にいても仕方がない
社内で英語のニーズがあったとしても、帰国子女だらけの環境にあっては英語力を活かせるポジションには付けないし、創ることも難しいでしょう。
英語力が生かせ、尚且つ自分しか持っていない専門知識やスキルを活かせる分野があるのであれば、それを社内に売り込むか、または誰も手をつけていないようなニッチかハイレベルな知識が必要な部門を目指す方がいいかもしれません。
目指すは、これから海外市場を開拓する企業・事業
既に多くの日本企業が海外進出や海外市場への参入を果たしていますが、それでもまだまだ国内だけで手いっぱいの中小企業や、大企業でも海外に乗り込めていない部門があるかもしれません。
社内で誰も英語ができない環境に飛び込むのは、正直勇気が要りますが(英語がわからないどころではなく、海外の慣習やビジネスが理解できない人が多いと本当に苦労します💦)、それでも、誰も足を踏み入れていない荒地を新規開拓していくこと、そして実績を1つ1つ作っていく喜びは何にも代え難い人生の財産になります。
まとめ|戦略を立てながら英語学習をしよう!
ただ漫然と英語の資格試験合格、TOEICのスコア達成を目指すのではなく、それをもって自分はどうなりたいのか、どんな仕事をしたいのかをイメージすることが大切だと思います。
この記事を参考に、どの市場なら自分が勝てるのかを考え、是非身に付けた英語力を活かしてください ^^
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