こんにちは! MIYA(@miya38_freer)です。
ほとんどの日本人は、老後も安定した生活を送るために一生懸命働き、将来に備えて貯金や積立をしたり保険に入っていますよね。
でも、海外赴任期間にそれがなくても幸せに生きている人達と出会ったことから、考え方が一変しました。この記事ではその体験をお伝えします。
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目次
海外で歌を歌うことに
海外赴任2年目に入った頃、仕事が本格的に忙しくなり「息抜きがしたい」と思うようになりました。そこで目にしたのが現地の情報誌。「日本語の歌が歌える人募集」との広告が載っていたんです。
ローカルの経営者が日本風居酒屋を開店することになり、毎週末の夜、日本人客をターゲットとしたライブをするとのこと。
日本語の歌なら任せとけ!とばかりに、元々歌が好きだった私は即応募。オーディションで歌い、無事合格したのでした。

オーディション風景
現地のバンドマンの演奏スタイルにびっくり
楽譜・メモなし、耳コピで曲を丸暗記!
「バンド」といっても、メンバーは歌い手(私)と演奏する人(ローカル)の2人。ステージが狭かったし、ショッピングモール内のお店だったので音量的にも本格的なバンドスタイルは難しかったんでしょうね。(あと、オーナーがケチで予算を抑えてた。笑)
最初はギタリストと組んで、途中からキーボーディストに変わりました。

開店記念日

開店記念当日、店内の様子

開店パーティでは3人体制で
一緒に組んだバンドマン2人に共通することは、完全に耳コピだったこと。
慣れ親しんでいる楽曲ならともかく、初めて耳にする日本語の曲をそらで覚えて演奏するって、凄くないですか?この人達の才能、もっと評価されるべき!と思いました。
練習なし、当日合わせ!
日本人だったら、本番に向けてしっかりとした打ち合わせや音合わせ、練習をするのが一般的ですよね?
でも当時、私は本業が忙しく、もう1人のメンバーも他のステージがあったりで、練習する時間が取れなかったんですね。
なので、ステージの何日か前にその週末のセットリスト送っておき、新しい歌が入っている場合は、その歌のYouTubeのアドレスと自分の歌のキーを送って練習しておいてもらい、当日合わせる、というスタイルでした。
今考えるとよくそんなことができたなと思います。毎回「うまくいくだろうか?」とハラハラしていました。
でも、相手の演奏に合わせて自分も歌い方を変える、というのがジャズっぽくて面白かったです。楽譜通りにきちんとやるだけが音楽じゃない、こんな自由なやり方もあるんだ、と新鮮でした。

現地のバンドマンが教えてくれたこと
あるがままに生きていけばいい
2人のバンドマン共に、各ステージ毎、その日その日のギャラで生活していることに驚きました。
もし病気になったら?怪我をしたら?
家は?結婚は?
老後はどうするの?
日本人だったらそんな心配をしますよね。
でも彼らは、「その時々の自分に見合った生き方をする」という考え方でした。
豊かな暮らしのために高収入の仕事を選ぶのではなく、収入が低ければシェアハウスで、ちょっと上がったら一人暮らししようかな、という感覚です。
結婚も「一緒にいたい人ができたらする」ですし、好きな音楽をずっと続けるので「リタイア」という考えがない。病気や怪我をしたら、その時その時でやれる治療をする、という考えなのです。
いつも「今」の「自分軸」で生きています。
「幸せ」「生きる」って実は単純
一方で私は、きちんと就職してそれなりの役職に就き、収入も得て安定した生活を送っているはずなのに。
気がついたら毎日時間に追われ、気持ちにも余裕がない。
幸せになるために、生きやすくするために頑張っているのに、逆にどんどん辛く、大変な生活になっていないか?
彼らと出会ったのは、そう思っていた時期でした。
喜んで楽器を演奏し、好きな音楽を語るのを見て、「『幸せ』って、『生きる』って実はもっと単純なものなのでは?」と思うようになりました。
「幸せ」や「安心」って、「努力して頑張って作る」ものじゃなくて、自分の「好き」や「やりたい」に素直になる。実はそれだけでいいのではないでしょうか。
まとめ|「今」を「自分軸」で、あるがままに生きても「幸せ」
結局、この音楽活動は半年程度で終了したのですが、この時に感じたことは今の自分に大きな影響を与えています。
結婚したら幸せ、家があったら安心。
本当にそうでしょうか?
そうである人も多いですが、そうでない人もいますよね。
幸せや安心って、他の人が決めるものじゃなくて、自分が感じるものではないでしょうか。
人の体は老いていくし、病気にもなる。
それを何とかして生き続けようとするから、老後の生活費や莫大な治療費がかかる、お金が必要になる。
自然のまま受け止めたらどうなんでしょう?それが自分の寿命であり、運命だと。
そう思ったら、「生きている今の時間を大切にしよう」「今の体を労わろう」そう思うのではないでしょうか。
海外赴任時は充実した分、体もキツくて大分負担をかけてしまいました。だからこれからはもう、無理をしません。「将来の為」じゃなく、「今」を受け容れ、「自分がやりたい」ことをやることに決めました。
「今」を「自分軸」で、今の環境を「あるがまま」に受け止めて生きる。それでも十分幸せなんだ、そう教えてくれた彼らに感謝しています ^^